明野駐屯地単身潜入作戦

「1103日、日本国某所ノ軍事拠点ヘ潜入セヨ」


…密命を受けた男の名はどくとるフランキ。
創作系民兵組織「G」唯一の外部協力員である。今回潜入する事になる地点は
三重県陸上自衛隊明野駐屯地。日本最大級のヘリ部隊を擁する防衛の要である。
その勢力圏内に侵入、内部の偵察と物資の鹵獲を行うのが今回の作戦目的だ。
なお今回は戦友達が皆ヴァルハラに旅立ってしまった*1ため、単独での任務となる。
電車内で複数組の家族連れ&友達連れを確認。しかしこちとら単身潜入だ。
正直、何が切なくてンな所まで独りで来なきゃならんのだとも思ったが、それはそれ。
他の隊員に気を使う必要が無いゆえ、迅速な作戦展開が可能になるであろう。
(注:写真だらけでかなり重いです)



大勢のシビリアンに紛れて内部に侵入。
早速AH-1コブラに接敵かと思いきや、これは巧妙に造られたデコイだ。
しかもデコイ内部には滑り台が設置されており、正面に立っていると
純白の女児ぱんつをちらつかせながら幼女が滑走してくる為大変危険。
コレはきっと敵の理性に揺さぶりを掛ける、防衛省開発の心理戦兵器であろう。
長い間見つめていると工作員である事が発覚してしまいそうなので、即座に転進する。
なおデコイ周辺には模擬店のテントが多数展開しており、中には

そのものズバリなネーミングのうどん屋やら、

似合わない値段で売られる国連軍の汎用人型決戦兵器なども確認できた。



奥の地上展示エリアに移動。かなりの数の軍用ヘリコプターと、
それを遥かに上回る数のシビリアンがお出迎え。とはいえ、以前潜入した
海兵隊岩国基地に比べると大した人数でもなく、スタスタ歩ける。

するとそこにはこんなモノが。陸自所属のFH70榴弾砲だ。
どう見ても牽引車が要りそうな形ながら、短距離なら自走も可能な優れもの。

すると隊員2名が何やら操作開始。
隣にいた全身マルチカムのオッサン*2が「こいつ…動くぞ!」とか口走った気がするが多分気のせいだ。

砲身を180度旋回させ、

脚を展開して砲撃モードに変形。まるでトランスフォーマー



さらに暫く歩くと陸自の主力対戦車ヘリAH-1コブラや、

なぜか親子連れに大人気だったOH-6カイユースに

果てはAH-64Dアパッチ・ロングボウまでいる始末。
因みにこのアパッチ、本来かなりの数が自衛隊に採用される筈だったものの
大人の事情により結局10機しか調達できなかったという曰く付き。

側面から。見よ、異様な迫力を放つこのボディ。
さっきのコブラを「陸上部に入ったツレ」カイユースを「図書委員の女の子」と例えるなら
このアパッチはさながら「アメフト部の怖い先輩」。そんな感じの雰囲気だ。
ここに長居すると問答無用でパシリにされてしまいそうなので、転進。



ハンガー内に侵入するとここにもコブラが。こちらは装備する火器の展示のようだ。

直撃すればミンチ必至、恐怖の20mmガトリング砲弾。迫る幼女。
この他、搭載ロケットランチャーの展示やナイトビジョン体験のコーナーなどもあり。
これだけ兵力が揃っていればこの国の護りは安泰だ。そう結論づけたフランキは
次なる潜入目標「基地内の売店」に向かって移動を開始した。



するとその道すがら、基地内に似つかわしくないオサレな建物を発見。
イタメシでも食わせてくれるのかと思いきや、どうやら此処は旧軍時代の建物のようだ。

エントリー開始。中には当時の史料が多数展示されていた。
服飾関連の参考にと、ここぞとばかりに写真を撮り続けるフランキ。

石馬戒厳風味。というか多分そのものだ。

当時の銃器も状態よく保存されていた。弾薬があれば今でも撃てるんだろうか。

一式戦「隼」の模型。それも加藤隼戦闘隊仕様のマーキング。
同じ建物内に展示されていたパネルによると、かの加藤建夫少将も一時
この明野で航空学校の教官を務めていたそうで。日本を代表するエースである彼も
まさか21世紀の世になっていぬみみスク水セーラーのおっぱい星人に転生するとは思っていまい。

70年前後熟成されていると思しきビンテージ乾パンに見送られながら、再度転進。


最終侵攻地点は基地内のデイリーヤマザキ。しかしただのヤマザキではない。

普通の日用品に混じって隊員向けの装備品や自衛隊土産を販売しているのだ。
お陰で商品棚はところどころ緑一色に。大挙して襲い来る軍手の群れ。

普通ならスポーツオーソリティ辺りまで行かないと買えなさそうなインソールまで。
このインソール、謳い文句は「行軍に最適」。見る者に強烈なインパクトを残す事請け合い。

大量の物資を鹵獲し、基地内トイレにて地雷を敷設*3した後撤退開始。
この売店にはどうやら「一般販売禁止リスト」というモノが用意されているらしく、
普通売っている迷彩服や弾帯は確認できず。基地開放の混乱に乗じて
陸自仕様のBDUを奪取する事も任務の一つだったのだが、そう甘くはいかないようだ。


さて、当局からの情報により我が行動圏内にまだ複数の自衛隊拠点がある事が判明。
いずれそれらの拠点にも、我らが軍靴の足音を響かせる事になるだろう…


PS:今回の作戦には愛用の軍用スカウトバッグを装備して臨んだワケですが、
電車で向かいに座ったショタから「見てアレ、戦場カメラマン!」と言われる始末。
そんなに怪しいカッコだったかな、ワシ…?(汗

*1:※大嘘です。ホントの事言うと呪われたかのように誰ともスケジュールが合わなかった

*2:普通の自衛官に混じって、なぜか明らかに制式装備じゃない服装(ACUとか、タイガーストライプとかの迷彩服上下)の人影を多数確認。きっと各地のサバゲフィールドで日夜戦いを繰り広げる歴戦の猛者たちに違いない

*3:注:もちろんちゃんと流しました