SFC版「エリア88」

以前みたいなネタ切れを回避する為唐突に始まったこの企画。
記念すべきレビュー第1回はワシをミリヲタの道へ進ませた運命のSTG、「エリア88」を取り上げます。
時は弾幕全盛期。画面いっぱいに敵弾が覆い尽くす中、自機の当たり判定を読みながら
極速の反射神経で掻い潜るという新手のニュータイプ育成プログラムが幅を利かせております。
アンチ弾幕系、とまでは言わないけど、それだけがSTGの楽しみ方じゃないと思うんだなワシは。
ケイブが生んで神主が育てた*1この流れを止められるのは誰だアァッ!?

…後半、アツくなりすぎて絶叫してしまったのはさておき。
こんな世の中だからこそ是非知って貰いたい一作、カプコンの「エリア88」です。

有名な漫画が原作らしいですが、当方未読。今度売ってたら読んでみます。


プレイ画面。驚くほど弾幕が薄いです。ブライトさんに叱られそうです。
ライフと残機の両方を採用していることもあり、「ヌルゲー?」とか聞かれそうですがいやはやとんでもない。
敵弾を1発喰らうと「DANGER状態」となり、それが回復する前にもう一度攻撃されると
ライフがいくら残っていようと即死という恐ろしいシステムです。
お陰でプレイヤーは数秒間の間、警告音鳴り響く中で敵の包囲網から抜け出すという
ギリギリの緊張感を味わわされる事になります。まさに戦場そのもの。


グラフィックもかなり光るモノを感じますね。
このサイズ(恐らく1キャラ32x32ドット)で実在する機種の数々が容易に判別可能。
この青いザコは恐らくMiG-29でしょうな。他にもSu-27やMiG-21と思しき機体も出てました。


黒い三連星の如く襲い掛かる3機のF-117。実機は対地攻撃機なんですが、空中爆雷をばら撒いて応戦してきます。
子供の頃好きだったステージのひとつ。流石に1機目を踏み台にはできない模様。


巨大戦艦「ミンスク」を千尋の底にブチ込みけり。STGの醍醐味も忘れてません。

…とまぁ、ベタ褒めになってしまいましたが「エリア88」のレビューでした。
中古屋から消えてしまう前に是非確保をお勧めする一作です。

*1:注:ワシは怒首領蜂も東方も大好きです。ただ、昨今のSTG業界が無個性化&寡占化している流れを憂えているので御座いますでありますなのでござるに候。